上司に論理的思考能力が足りないと言われたけど、それを言われただけでは何の価値も生まない。
第二新卒で上司に「論理的思考能力が足りない」と言われたことがある。
ただ、今振り返ると思うのは、それを言われただけでは何の価値も生まれないということだ。
もちろん、指摘そのものを否定したいわけではない。
当時の自分に、論理的に整理して考える力が十分あったかと言われれば、正直なかったと思う。
自分は25歳で第二新卒としてソフト会社に入った。
しかし、その頃はまだ「論理的に考える」という脳の使い方自体ができていなかった。
そんな状態で、
「結論から話して」
「論理的に説明して」
「なぜそうなるのか整理して」
と言われても、頭に入ってこない。
これはスポーツ経験がない人に、いきなり高度な戦術を教えるようなものだと思う。
基礎体力がない状態で高度な話をされても、理解する前に処理落ちしてしまう。
だから今思うのは、論理的思考というのは才能ではなく、“脳の筋トレ”に近いということだ。
最初から完璧にできる人は少ない。
小さく積み上げながら、少しずつ鍛えていくしかない。
・結論を先に言う
・理由を1つ添える
・相手との前提を揃える
・「なぜ?」を一度考える
まずはこれくらいで十分だと思う。
逆に、基礎ができていない人に対して、いきなり高度な論理性を求めすぎると、人は簡単に潰れてしまう。
だから大事なのは、「論理的思考が足りない」と抽象的に言うことではなく、
「どこが分かりづらかったのか」
「何を改善すればいいのか」
を具体的に分解することだと思う。
今の自分は、論理的思考というものを、“一気に叩き込むもの”ではなく、“少しずつ鍛えるもの”として考えている。