ビジネス 1.思考ログ

成功者の真似をしても遅い。「先行者利益」から考えるビジネスの勝ち方

ビジネスについて考えていて、改めて重要だと思ったことがある。

それが「先行者利益」である。

新しい市場が生まれたとき、最初に入った人たちは非常に大きな利益を得られることがある。

しかし、その成功を見てから大量の人が参入すると、当然ながら同じ方法では勝ちにくくなる。

これはビジネスだけではなく、YouTubeやSNS、格闘技イベントなどを見ていても同じだと思う。

BreakingDownで有名になった人たち

分かりやすい例が、朝倉未来が立ち上げたBreakingDownである。

BreakingDownが注目され始めた初期には、ここから一気に知名度を上げた人たちがいた。

代表的なのが、

・こめお
・バン仲村
・飯田将成
・10人ニキ
・勾配ニキ

などである。

特に、こめお、バン仲村、飯田将成あたりは、BreakingDownを知らない層にまで名前が広がった代表例だと思う。

BreakingDownに出演したことで、人生そのものが大きく変わった人たちである。

なぜ初期メンバーは有名になれたのか

もちろん、彼ら自身に魅力があったことは大きい。

飯田将成なら、

「強い、寡黙、イケメン」

という非常に分かりやすいキャラクターがあった。

こめおなら、

「喧嘩腰の料理人」

というキャラクターがある。

バン仲村も、独特の話し方や雰囲気、過去のストーリーなど、一度見れば覚えてしまう強烈な個性があった。

しかし、それだけではない。

彼らがBreakingDownに出たタイミングも非常に良かったのだと思う。

当時はまだ、

「BreakingDownに出れば有名になれる」

という成功パターンが世間に広く認識されていなかった。

つまり競争相手が今より少なかったのである。

そこへ朝倉未来という巨大な発信力を持つ人物のYouTubeチャンネルがあり、無名の人間にも一気に注目が集まった。

これはものすごい先行者利益だったのではないだろうか。

成功者が出ると一気に競争が激しくなる

問題はここからである。

こめおや飯田将成などが有名になった。

すると当然、

「俺もBreakingDownに出れば有名になれるのではないか」

と考える人が大量に出てくる。

オーディションで目立とうとする。

強烈なことを言う。

喧嘩をする。

変わったキャラクターを作る。

しかし、それをやる人間が大量に存在するようになれば、1人あたりに与えられる注目は小さくなる。

初期なら少し変わった人間というだけで目立てたかもしれない。

しかし、全員が目立とうとしている場所では、普通に目立つだけでは埋もれてしまう。

これは完全に市場が成熟してきた状態だと思う。

「成功者と同じことをする」は危険である

ここからビジネスについて非常に重要なことが分かる。

成功した人を見ると、

「この人と同じことをやればいい」

と思ってしまう。

しかし、本当に見るべきなのは、その人が何をやったのかだけではない。

「いつ、それをやったのか」

を見る必要がある。

例えば、

「こめおがBreakingDownで有名になった」

という結果だけを見る。

すると、

「自分もBreakingDownに出よう」

となる。

しかし、こめおが参入した頃と現在では市場環境そのものが違う。

同じBreakingDownに出ても、期待できる結果は全く違ってくる。

成功者ではなく「成功した時代」を見る

これはYouTubeでも同じだった。

YouTubeの初期から発信していた人たちは、現在よりはるかに競争相手が少なかった。

ブログもそうだった。

アフィリエイトもそうだった。

SNSもそうだった。

新しい市場が生まれる。

最初はほとんど誰もやらない。

一部の人間が参入する。

その中から成功者が出る。

成功者を見て大量の人が参入する。

競争が激しくなる。

そして後発組は、

「成功者と同じことをやっているのに、なぜ自分は成功しないのだろう」

と考える。

しかし、ある意味当然なのである。

やっていることは同じでも、参入した時代が違うからである。

「次のBreakingDown」を探す

では、どうすればいいのか。

成功者をそのまま追いかけるのではなく、

「次のBreakingDownは何なのか?」

と考えることだと思う。

まだ世間ではそれほど注目されていない。

競争相手もそれほど多くない。

しかし、少しずつ利用者や注目度が増えている。

そういう市場に早い段階で入る。

もちろん、その市場が本当に伸びる保証はない。

新しい市場に早く入れば、失敗する可能性もある。

だから先行者利益とは、

「早く始めれば必ず儲かる」

という意味ではない。

失敗する可能性を受け入れて、人より早く試した人間に大きなリターンが発生する可能性がある

ということだと思う。

成功事例を見るときの4つの質問

今後、成功している人を見つけたら、単純に真似をするのではなく、次の4つを考えてみたい。

  1. その人はいつ参入したのか
  2. その当時、競争相手はどのくらいいたのか
  3. 現在も同じ市場環境なのか
  4. 今から参入するなら、どこにまだ空席があるのか

この4つを見るだけでも、成功者の見方はかなり変わると思う。

まとめ

BreakingDownを見ていて面白いのは、格闘技だけではない。

ビジネスの縮図として見ても非常に面白い。

初期に参入した人たちの中からスターが生まれる。

スターを見て大量の人が参入する。

競争が激しくなる。

後発組が同じことをやっても、初期組ほどの成果を得ることが難しくなる。

これは多くのビジネスで繰り返されてきたことだと思う。

だから、

「今、何が流行っているのか」

だけを追いかけるのではなく、

「まだ大して流行っていないけれど、これから伸びそうなものは何なのか」

を見る。

成功者が走った道を後ろから追いかけるのではない。

成功者がまだいない場所を探す。

これが先行者利益を取るための重要な考え方なのだと思う。

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